〜 J2EEからBPEL中心のアーキテクチャへ 〜
SOA(サービス指向アーキテクチャ)は、これまでのシステム開発風景を一変します。
設計者は,プログラマというよりは,ビジネス・コンサルタントに近い職種になる。設計ツール上でソフトウェア部品を配置し、線で結び、大規模な業務フローを定義していく。ツールが扱うのはBPEL(Business
Process Execution Language)という業界標準の言語。あらゆる情報システムがWebサービスとして参照され、商用パッケージですらWebサービスの一部品に組み込まれていく──こうした未来を想像できますか?
これまでのJ2EEプラットフォームの問題は、各社独自のミドルウェアが壁になりベンダーの異なるパッケージを統合し、調和させる仕組みが無かったことです。これに対しIBM、マイクロソフト、BEAシステムズが中核となり、J2EEの上位概念BPELを標準化しました。業務の流れをJava言語でプログラミングすることなくモデリングし、他社のBPEL実行エンジンへの移植も保証します。既存のパッケージや自社開発システムを連携させる仕組みとして、BPEL標準に準拠した開発スタイルをいち早く導入することが、ユーザーにとってシステム・ライフ・サイクル・コストを削減する鍵なのです。
これからはアプリケーションサーバやデータベースといった単体製品が注目されるのではなく、OracleであればFusion
Middleware、IBMであればWebSphereなど、SOA製品群サポートが決め手になります。本講演では日本オラクルから講師をお招きし、ユーザにとって真に意味のある"Fusion"(融合)を提供する、未来を先取りするオラクルのSOA戦略についてご紹介します。
これからのSIベンダーは業務プロセスを含めた総合技術コンサルティング業態へとシフトしていくことが期待されています。ユーザにとって価値ある情報システムを提供し、良きパートナーとして信頼され、顧客と共に成長していく、サービス業の原点に立ち返るきっかけとして、情報関連企業の多くの皆様にご参加をおすすめします。