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■デザインの意図
パッケージに環境やリサイクルということが叫ばれている今日、自然の素材を生かすという考えは、最も求められているものの一つですが、残念ながら、現代パッケージに継承されていると言い難いのが現状です。
しかし、新庄には“日本の伝統パッケージ”のシンボル的存在である“卵のつと”の製作技術が残っておりました。
私たちの“新庄みやげパッケージ”は、そこを起点に出発しました。販売量
や企業のサイズから考えると、大量生産パッケージよりも、伝統的な包装方式の方が生産数量
やコスト的に合っていることも、このデザイン技術を応用した理由です。
もちろん、デザインコンセプトは山形県新庄の風土の良さ、人のあたたかさ等々をパッケージを通
して訴えたかったのは言うまでもありません。
日本の伝統パッケージを「美しい」と表現したのは、昭和39年(1964年)の第1回伝統パッケージ展で、岡秀行氏が最初でした。
私たちはその心を伝承すべく、努力したいと考えます。 |
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